どちらかといえば、仕事没頭・仕事第一主義だった私。
あの日をきっかけに、少しだけ仕事以外の生活時間を楽しみ、大切にしようと決めました。
あの日・・・、東日本大震災の日。
私は、あの日の震災がきっかけで大切な人生の先輩を失いました。
「大切なことば」を発信し続けよう、なぜかそう強く感じたけれど、私には発信できる「なにもの」もありませんでした。そして、なぜそう感じたのかもよくわかりませんでした。
仕事を定年退職したら、もう一度大学で学びなおしたいと考えていたけれど、定年退職を待っていられない気持ちになって、40半ば過ぎて大学院に行くことを決めました。大学院での学びは、私にとって「自分自身の見つめなおし」にもなったのです。
ワークショップや会議で発言をしたり、たくさんの人の前で自分の考えを述べたり、プレゼンテーションをするのが大の苦手の私。そんなときは、いつも恐怖心や恥ずかしさ、極度の緊張感に覆われます。でも、大学院での学びをつうじて、こんな私だからこそ、私と同じように感じている人の声をひろいたい、そんな人のうちに秘めた声を聴きたい、と思うようになりました。そんなときに出会ったのがワールドカフェでした。そして、ワールドカフェのもつ「魅力」にすっかり虜になってしまったのです。
また、「ジオパーク」、「エシカル」や「SDGs」にも興味をもち、毎日、口にする食べ物にも興味がわきました。いろいろなことにフォーカスしていくうちに、ふと思い至ったのです。
「根っこにあるのは「ひと同士」の相互理解じゃないの?」と。
ひとを理解し、自分を理解し、自分を理解してもらう、なんてもちろん簡単なことじゃないけど、もし安全で安心な「場」で楽しく対話できるようになったら、いろいろなことが少しは違ってくるんじゃないの?と。
「私たちすべてにとって真実の想いと意味のこもった会話に取り組める世界を創造することは、背伸びのし過ぎなのでしょうか?」
(引用:「ワールド・カフェ―カフェ的会話が未来を創る― Juanita Brown他著(2005)/香取一昭・川口大輔訳 「あとがき 集合的な想像力が生み出す魔法を発見する(Peter M.Senge)」)
たとえ、私の想像する世界が「背伸びのし過ぎの世界」だとしても、私は「対話」を楽しめる「場」への招待状をみなさんにお届けしつづけたいのです。
◇ハンドルネーム:hanakago
◇所属:Terre Décor CommunityDesigner 藤原佳子
◆◇ 資格 ◆◇
MBA(社会デザイン学)
NaturalFoodCoordinator
◆◇ 活動履歴 ◆◇
〇ジオ女@Tokyo共同代表(現・Ruban)
・ジオカフェの開催、ファシリテーション
・Facebookページ記事掲載
・こまち女酒会とのコラボレーション企画・報告
(秋田県湯沢市ゆざわジオパーク冬のジオツアーおよびワールドカフェ)
・~TMU(つながって・結んで・動こう)~Geo・Café Vol.4(2016.10)
(ファシリテーター 萩原なつ子立教大学21世紀社会デザイン研究科教授)
/日本ジオパーク全国大会分科会
〇Rock & Green Café ~「石と緑と人を楽しむ」を語ろう~(2017/9/23 )
/秋田県内ジオパークガイド研修会 ファシリテーター
〇銚子市歴史文化基本構想検討委員(2016年、2017年)
◆◇ 執筆 ◆◇
〇日本ジオパークネットワーク機関誌 コラム「新米ジオ女のつぶやき」
〇日本ジオパークネットワーク10周年記念誌 インタビュー記事
「ジオ女カフェVol.1 尾池葉子さん」「ジオ女カフェVol.2 米田不二子さん」